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How to become smarter のサマリーのサマリー

2011-03-05 by ebon | Lavel:

前回のエントリで、紹介した本、How to become Smarterの各チャプターのサマリーを紹介。
サマリーを忠実に抜き出している訳ではなく、私的にポイントを思われるところをかいつまんでいるだけです。

各chapterのサマリー

chapter1

  • 知能は2つの部分に分けられる:流動性知能と結晶性知能。
  • 加えて広く言及される知能としては、IQと、論文等でよく言及される2つの主なものとして感情性知能と社会性知能が挙げられる。
  • 多くの研究から、人口成分(食品添加物に含まれるような精製された砂糖、酢、着色料、酸化防止剤)は精神機能を低下させる事を示唆している。また、加工された動物性タンパク質(肉、魚)と高温で精製された植物性食物(穀物)も取りすぎるとよくない影響をもたらす事も示されている。
  • これら観察結果から、本書では”natural inteligence theory”(自然性知能論とでも訳そうか..)を提案する。
    この理論では、raw diet(生食)のみ、人口成分(食品添加物のような)を取らない食生活により、流動性知能を高める事ができるとする。
  • 人類は火を使いだしたのが最近であり、調理・加工された食品に体が適応していない。
    人間の遺伝子は数百万年たってもほとんど変化していないが、食事はあまりに劇的に変化した。
    いかなる添加物も使われていない/加工されていない、先史時代、石器時代の人間のような食生活が最も人間には適している。(ancestral diet)
    ※これは、巷で有名なパレオダイエットの主張とも似ているものである。

    石器時代ダイエットとパレオダイエットは以下ブログで分かりやすく紹介されていた。
    原始人ダイエットとは。
    ※ダイエットとは英語では食生活という意味に近い、減量が主の意味を占める日本語とは違うことに注意しよう。
  • 生食といっても現代において徹底するのは難しい。適温で茹でた程度であれば、そこまで効果が落ちることはない、また加工品を取ることをやめるだけでそれなりの効果が期待できる。

chapter2

  • 精製された穀物は眠気・気だるさを助長する。それはおそらく、高温の炭水化物とタンパク質による、メイラード反応が起こるためである。
  • このchpterではハイドロセラピーの原理をアイデアとして利用している
  • 体温の軽い上昇は、疲労感をうみ、鎮静剤によるものと似た効果;精神機能の遅滞をもたらす。
  • 逆に、短い時間での体温低下は精神刺激剤と似た効果;血圧上昇、血管収縮、疲労回復、活力の増加をもたらす。
  • 20度程度の低温のシャワーを3~5分浴びる事は、寝起きの覚醒をサポートする。
  • これを応用し、低温 or 高温のシャワーを適切に浴びる事で、崩れた睡眠起床リズムを調節することができる。

chapter3

  • 過去16年の研究成果と著者自身の体験から、良質なタンパク質の接種量の増加により、集中力を向上させることができる事が分かってきている。
  • 高タンパク質の食生活は、脳に中枢神経刺激薬;リタリンによるものと同じような生理学的変化をもたらす。
  • また、加工された穀物、乳製品、食品添加物を排除した食生活を続けた場合、ADHD患者に対しては症状改善が見られ、健康な成人では注意力/集中力の向上が見られた。
  • これらの効果を期待する食生活として、以下のようなものが挙げられる。
    1. バランス高タンパク質食生活 : 茹でた肉、魚、生の豆・野菜・果物
    2. 改良高タンパク質食生活 : 上記とほぼ同じだが、精製されてない穀物と殺菌牛乳を加えたもの
  • 逆のアプローチで、タンパク質を完全に除いた食生活;野菜や果物のみ は、ADHDの症状(多動、注意散漫、衝動性)を引き起こす。
  • ADHDと診断されるような児童は、タンパク質/アミノ酸の血中量が少ない、取り分けフェニルアラニンとチロシンが少ないという結果で出ている。

chapter4

  • 感情性知能は、「理性的な思考を実行する能力」と「よりよい意思決定、判断をするために感情を使う能力」と定義できる。
  • このchapterでは感情性知能の中での次の2つのエリアを改善する方法を提案する。
    ⅰ思考を制御するために感情の助けを得る
    ⅱ感情をコントロールする
  • 著者の個人的な経験から、低タンパク質食生活_ 果物と野菜だけの食生活のような _は、他社の感情への注意力を豊かにする。
    しかし同時にストレス耐性を低下させる。
  • 反対に、よく計画された高タンパク質食生活は、ストレス耐性を向上させるものの、感受性を失わせる。
    生物学的なメカニズムはよくわかっていない。
  • "抑うつ食生活"とも呼べるような食生活_ (加工された赤い部分の肉・精製された穀物中心、豆類・乳製品の排除) _は、
    悲観的にし、思考力を低下させ、疲労感を増加させる。
  • chapter1で紹介したような、抗うつ食生活(無脂肪乳製品、ナッツ類、精製されてない穀物、野菜/果物中心)は、この欠点をほとんど持たず、抗うつ効果が即座に現れる。

chapter5

  • chpter1で紹介したような、食用油、食品添加物を取らない食生活により、流動性知能の改善が期待でき、
    そのことによりリーディング時の理解力が高まる。
  • 最も生産的にライティングできるのは、気分がやや不安・すこし落ち込み気味、それでいて注意力は良いレベルにある時である。
  • 逆にライティングのアイデアを出したい、発散iモードになるには、chapter4で紹介したような「クリエイティビティー・メニュー」:(軽度の低タンパク質食生活を2~4日を冷水シャワーの組み合わせと共に継続)することで、軽い躁状態になり、有効である。

chapter6

  • 社会性知能は、人々を理解、上手く扱い、人間関係の中を知的に過ごす能力である。単なる社交性と混同してはいけない。
  • 孤独は創造的な活動には不可欠である。孤独は社会と切り離されている時に感じられるが、孤独による不安と混同してはいけない。
  • chpter3で紹介したような、抑うつ食生活:_ 低タンパク質/果物と野菜中心 _ により、多動/衝動的になり、
    大勢でのコミュニケーションの場などには役に立つ精神状態を持てる。

最後に

ご覧のようにけっこう、著者の個人的経験則も含まれている。
ある程度著名な?大学教授の言う事とはいえ鵜呑みにするのもな。。まだまだ脳へのフィードバックメカニズムがよくわかっていない状況で、学説がすぐ変わることも十分ある。
それでもわざわざ取り上げたのは、提案が分かりやすく取り入れやすいものだったのと、
私の個人的経験からも何となく感じていたことが理由としてある。

単に書いていて思ったが、本書の真骨頂は”これら食生活/ハイドロセラピーを意識してコントロールすることで、場面に応じた最適な精神状態を、想像するよりずっと容易に意図的に作ることができる”というアイデアにある。
なので、各アプローチの効果をまとめ、食生活行/ハイドロセラピー列からなる選択表のような形にして置くのがベストだったかな。。

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